断然紙派!の私がいつのまにかKindleを受け入れてたし、今回Audibleをおススメする理由。

本の話です。

 

私は本が大好き。小学生の頃は学校が終わるとまっすぐ家には帰らず必ず図書館に寄っていました。

図書館の、古い本が大切にされているあの感じが好きです。

 

以前ネット上で、紙派か電子派かで論争になったことがありました。

 

私は断然紙派です。それは今も変わっていません。

まず、私は「読書が好きである」、という以前に「本」が好き、だからです。

内容はもちろんですが、私にとっては本の装丁とかその本がもつ独特の雰囲気みたいなものが結構大事だったりします。

「そこにあって欲しい本」というのがあって、感覚的には本に所謂芸術性やインテリア性も求めているような感じです。

そしてずっしりとした重みを感じながらパラパラっとめくる動作、音、時間。そんなものも本当に好きです。

ちょっと内容を見返したい時にも厚みでだいたいこの辺のページだな…とか今読んでるのが物語の中盤なのか終盤なのかということも厚みから感じられたりしますよね。

 

だから、電子書籍が出始めた頃は全力で否定してました(笑)。

だって、世間では紙の本なんてもうオワコンだーなんて言われてて、実際に近くの書店が閉店…これからはペーパレスの時代だ!みたいな風潮が心底悲しかったんです。

私にとって本屋さんはそこらへんのパワースポットよりパワースポットなのに…。

わざわざ紙の本を切り刻んで電子化してる人の話とかを聞いて心を痛めたりもしました。

 

でもね。私今、普通に電子書籍も読みます。

最初はやっぱり読みにくい!目ぇ疲れる!何ページまで読んだのかわからん!って思ってたんですけどね。

 

慣れちゃえばなるほど便利。

だって、

いつでもどこでもちょっとした隙間時間でも気軽に読書が出来る。

携帯で見てたら本読んでるってバレない(笑)。

今までは装丁に対するこだわりが強過ぎて絵が苦手とかデザインがイマイチな本は敬遠してたけど、純粋に内容が気になる本はなんでも読んでみる気になった。

何冊も入れて持ち歩けて気ままに多ジャンル多読が可能。(世界観を大切にしたい物語以外の本は、一気に読まずに何冊かをあっち読みこっち読みです)

子供の習い事の送迎で車の中で待ちぼうけの間、ちょっと読書したいと思ってもだいたい夜だから暗くて無理!…だったのが、電子書籍なら周りが暗くても画面が光ってくれるから読める(※目が悪くなるのでおススメはしません)。

あれ、これどういう意味だっけ??って言葉に遭遇してもタップしたらすぐ下に辞書出てくる……

 

こんな感じでメリットを挙げたらキリがなくて、気がついたらちゃっかりKindleを愛用していました(笑)。

 

好きな作家さんの本とか、そばに置いておきたい大切な本、お気に入りの本は紙で、その本との時間をまるごとじっくり楽しむ。

Kindleには、興味のむくままにありとあらゆるジャンルの本をたくさん入れてあって主に知識や教養を身につけるために多読する。

そんな感じで使い分けています。

 

ただ、、元々の頑固な肩凝り、首凝り、頭痛に加えて昨年12月から眼球の疾患を発症。

しばらくの間、片目が全く見えなくなるということがありました。

幸い、生物学的製剤が著効して視力自体は回復し、今はまた両眼で見られるようになったのですが、今までのように本を読もうとすると(紙でも電子でも)ものすごく疲れてしまうようになりました。

体に負担をかけないように少しずーつ読んでるのですが、もどかしいったら!

今までのスピードでは読めないのに、読みたい本は今まで以上にどんどん出てきて、あれも読みたい、これも読みたい、もっと読みたいっていうフラストレーションが強くなる一方(涙)。

 

そこで、ついに先日、手を出したわけです。

オーディオブックAudibleに…!!

 

本を聴く?過去の私なら邪道だ!と思っただろうな(笑)。

 

結論から言うとね、超・おススメです。

 

「オーディオブックはまだまだ種類が少ないから自分が読みたい本があるかどうかわからない」というようなことをよく言われていたのですが、試しに検索してみると、私の場合はまさにちょうど読んでみたいと思っていた本がたくさん見つかったので入会を決めました。

月会費1,500円ですが、これは単行本一冊くらいの値段なので月に一冊以上読めればいいわけです。1ヶ月間は無料だしね♪

 

Kindle Unlimitedは月20冊までしかダウンロード出来ず、新しい本を読みたいときは今読んでる本を返却する必要がありましたが、Audibleは無制限なのが嬉しい。

とりあえずちょっとでも興味を持った聴き放題タイトルはストックしてます。

 

実は私、典型的な視覚優位型人間でして、聴覚情報の処理が苦手、日本語でもテレビには字幕をつけないと聞き逃す・とっさに理解できないことが多々あり、本当に耳で聴くだけで内容を理解できるのか??という不安がありましたが、今まで15冊程度聴いた感じでは、1.5〜2.7倍速でも内容が理解できない、ということはないですね。

登録から1週間で15冊読め(=聴け)ちゃったのにもビックリ。

 

通勤が片道40分、車で、毎日カーラジオを聴いていたので、その感覚で今はAudibleを聴いている感じです。

家事中にも聴けるので、ちょっと気が進まない家事でも本を聴くために頑張れて一石二鳥。

倍速で聞き流しながら家事をこなしていると、なんだか脳みそもフル回転してるような清々しい感じ。

 

さらに、これを利用しない手はないと実験的に始めてみたのが、ジムでのウォーキング中に聴くこと!

 

運動は大大大大嫌い&超苦手な私。

長年の運動不足で実年齢以上に衰えきってくたびれた体…。

このままじゃヤバい。すぐに死ぬか、寝たきりになるか、ボケるかだ。

私の好きな脳科学の分野でも運動がいかに大切なのかということが嫌というほど説かれまくっていますので、「運動はめちゃ大事」と、頭では理解しているのですが、なかなか習慣化することが出来ないでいました。

 

実は昨年11月に意を決して近所の24時間無休のジムに入会したのですが…その一月後に例の目の病気を発症したこともあり(というかそれを言い訳に)、あっという間に足が遠のき早9ヶ月。(つまり病状寛解後も4ヶ月間はああだこうだとサボっていたわけです。)

完全に「毎月ただただ会費を払ってるだけの人」です(※2年契約だから辞めれない)。

 

さすがにこのままではマズいということで。

(強度の高い運動は無理だし続かないから)とにかく「毎日トレッドミルに乗って30〜40分早歩きで歩く」ことをだけを目標に再開することに決めました。

 

そこで、Audibleの出番です。

何より私の1番の課題は「歩いている間じゅう、つまらない」ということなので、オーディオブックの中でもとりわけ大好きな作者さんの、続きが気になってたまらないワクワクする長編の作品を、トレッドミルに乗っている間にしか聴けないという縛りを自分に課してやってみました。

(通勤中や家事中はそれとは別の、自己啓発本や科学系の本などを聴いています。)

 

結果。

 

話に引き込まれ、物語の世界を旅している間にあっという間に50分が経っていました。

全く苦に思うことなく。

ただ、もう帰らなきゃ行けないので中断したという感じでした。

まぁ、やりすぎもよくないでしょうから今後も最大でも1時間以内にはとどめるつもりですが、終わった後に私がまず抱いた感想は「続きが気になるから明日も絶対ジムに来よう」「あー早くジムに行きたいな〜」です。

 

自分で思いついたこととはいえ、思わぬ威力に驚きを隠せない!!

 

長編作品だから1日1時間以内とすると1.5倍速で聞いても何日もかかるし、まだまだ続編もあるし、しばらくは大嫌いな運動でも楽しく続けられるかもしれないと思うとなんとも言えないウキウキとした気分です♪

 

電子書籍もオーディオブックも、受け入れてみて良かったなぁというお話でした。